なんでもないひとりごと。

ネガティヴ思考なADHDの、自分を見つめ直す為のブログです。

怒る話

みなさんは、最近いつ怒りましたか?私はというと、憶えている限りだと今年の三月が確か最後だったと思います。大人になってから、怒りの沸点が高くなったのか、怒ることがなくなりました。ちょっとキレ気味になったことはありますが、心からイラついて機嫌が悪くなることも、誰かに自分の感情をぶつけることも、目に見えて少なくなりました。それだけ自制が効くようになったのか、それとも感情を曝け出せる相手がいなくなったのか。どちらにせよ、精神的に成長したなあと思う要素の一つです。

そもそも、無表情と不愛想と、少し低めで平坦な声色も相まって、怒っている、もしくは不機嫌だと思われることが多いんですよね。別に本人は至って温厚(なはず)で、大抵のことは笑って済ませるか、仕方ないと呆れながら許しています。幼少期が血気盛んだったので、その反動だったりするのかもしれません。むやみやたらに怒っても、自分も相手も疲れるし、委縮させてしまうのは嫌だし。良いことなんて何もないですよね。叱るのと怒るのとはまた別ですし。昔は、自分の感情に赴くままに生きたいと思っていましたが、今はできるだけ理性的でありたいです。とはいえ、感情的な面がないわけではないのですが。

たまに、誰彼構わず怒り散らしている人を見かけますが、そういう人って、自分の想い通りにならないことが気に食わないのでしょうか。それとも、自分が相手より優位に立っているという優越感に浸ってるだけなのでしょうか。世の中思い通りに行くことの方が少ないと思っているので、私は、なんでも自分の思い通りになると思っている人の思考は理解できかねます。

改めて感情について考えると、豊かな人が少し羨ましくなりますね。私は、感情表現は乏しいので。薬の影響もあるのでしょうか。それとも、元々の性質なだけなのでしょうか。未だに判別がつかないのです。ただ、表向き明るく振舞えることは増えましたし、思考も前向きになりつつ、ある、はず。自覚してないだけで、少しずつ「大人」になっているのかもしれません。いつまでも、子供気分でもいられませんしね。

怒るといえば、怒った時の態度って、結構色んな種類がありますよね。私は、自分はずっと怒ると癇癪を起こして感情のままに怒鳴り散らす人間だと思っていたのですが、腹の底が冷えるような感覚があって、相手のことを心から嫌いになるような、逆に冷静になったような、そんな気持ちになったことがあります。あれ、なんなんですかね。怒りが一周しちゃったんですかね。あの時の感覚は、今でも思い出せるぐらい鮮明です。

あの感覚を、できるならばもう二度とは体験したくないので、私を怒らせる出来事がないことを祈るばかりです。まあ、私、別に怒ってもそんなに怖くないし、逆に笑われるほど滑稽なので、そういう意味でも怒りたくはないんですけどね。