なんでもないひとりごと。

ネガティヴ思考なADHDの、自分を見つめ直す為のブログです。

フラッシュバックの話

過去にあった、羞恥心や罪悪感、嫌悪感を覚えた記憶を定期的に思い出すことがあります。一般的に「フラッシュバック」と呼ばれる現象なのかな、と思ったりするのですが、細かくいえば私の場合、当時の状況をそのままを思い出すのではなく、その時感じた感情であったり言われた言葉であったりを思い出すので、フラッシュバックとは似て非なるものなのかな、と思っていたりします。まあ、面倒なので「フラッシュバック」ということにしていますが。

記憶が曖昧なので詳しくは言えませんが、確か小学校の時からこの行為に悩まされていました。恥ずかしいと思った記憶を思い出しては「もう済んだことだから!」と頭で言い聞かせていたのですが、それでも勝手に浮かんでしまうんですよね。もう本当につらくてしょうがなくて、うつ状態だった時は死んでやろうかと本気で考えてしまうぐらいフラッシュバックが起こったりしてました。というか、これの厄介なところって、なんでもない、ふとした瞬間に突如として現れることなんですよね。友達と遊んでいる時、趣味に没頭している時、寝ようとした時、などなど。一番多いのは風呂に入ってる時ですかね。もうお構いなしで、私の脳内の事柄を全部支配していくんですよ。頭がおかしくなるんじゃないか、というかすでに頭がおかしいんじゃないかって疑ってしまうほどに、思い出してしまうんですよね。

思い出してしまった時に、その記憶をかき消すように奇声をあげてしまったり、結構な音量で何かを口走ってしまったりすることがままあります。しかも人目を憚らずに。ネットでは「ミソる」というらしいですね、まさにそれです。私以外にも同じようなことをする人がいるんだなと思ってからは、少し安心しました。ただ、私の周囲で経験者を見つけたことはないので(まあ、こんなことを表立って言う人なんて中々いないので当たり前といえば当たり前ですが)、やっぱりあんまりいないのかなあとも思ったり。

ストラテラを服用してからは、比較的フラッシュバックする機会は減ったように感じます。思い出すたびに、自己嫌悪に悩まされていたので、それが減ったことで少しは前向きになれたかなあ。このブログを始めた初期よりは前向きなはず、と言っておきます。

私が人付き合いを最小限にとどめたい理由の一つが、フラッシュバックするかもしれないような出来事に出会わないようにするため、なんです。というのも、私は「失敗」とか「恥ずかしい出来事」に人一倍敏感で、他人にそういった姿を見せることに強い嫌悪感を抱いているんですよね。だから、例えば授業中に問題を解いている時に先生が見回るじゃないですか。間違った答えを見せるのが恥ずかしいから、答案を書いている場所を腕で隠したりするようなタイプでした。その時に感じる「恥ずかしさ」が堪らなく嫌で仕方がなくて、それを不定期に思い出すのも嫌で。だから失敗するのが嫌いなんですよね。失敗から得る経験が多いのは理解しているつもりですし、失敗の積み重ねが成功に繋がることは身をもって知っているのですが、それでも、生理的に受け入れられないというか。

冒頭に「羞恥心、罪悪感、嫌悪感」と書きましたが、思い出すのは圧倒的に「羞恥心」です。特に失敗事が多い人生を歩んできたので、失敗→思い出し→失敗を怖がる・嫌がる→避ける→失敗、という悪循環を生んでいました。バカなんじゃないかと自分でも思うのですが、ゲームでもこの現象が起こるんですよね。負けると、負けるのが嫌で辞めてしまう、みたいな。根が負けず嫌いなのもあるので。努力しない負けず嫌い、というとんでもないクズ人間です。才能なんてないのにね。

と、ネガティヴを零しつつ、いつかはフラッシュバックを起こさない生活を送れることを夢見ています。無理かな? でも、夢見るぐらいは許してほしいです。