なんでもないひとりごと。

ネガティヴ思考なADHDの、自分を見つめ直す為のブログです。

視覚優位のADHDです

なんだかんだちゃんと書かなかった気がするので、私の認知特性などをつらつら書けたら良いなと思います。

WAISーⅢでの検査の結果、視覚優位で聴覚劣位だということが判明しまして。処理速度が特に高く(平均以上)、作動記憶が低い(平均以下)という結果でした。ちなみに言語理解と知覚統合は平均寄りでした。

これから読み取れることは、耳からの記憶力がよろしくない=メモを取った方がいい、ということでした。あとは、聴覚情報をいかに視覚情報に変換することができるか、にかかっているということですかね。

耳が悪い、というよりは聞き取り力が低いと言った方がいいんですかね。所謂『カクテルパーティー』効果が出ないタイプの人間です。故に騒音のある場所だと聞きたいことが聞こえないということがままあります。聴覚劣位であることで何が困るっていうと、言葉に集中しても意味が理解できないことがあるんですよ。『聞く』こと自体に集中してしまって、『内容』まではいきつかないというか。そんなことが割とあります。

その点、視覚での情報処理は割と得意であると思えますね。読む速度も読解力もそこそこあります。でも、人間社会においてはどちらかといえば声でのやり取りが多いわけで。そういった意味では、まあまあやりづらいんだろうなという気がしないわけでもない。

周りには「耳が悪い」ということにしています。だから、急に話しかけられて返事ができなかったり、何度も聞き返してしまってもある程度許してもらえるようにしています。限度はあると思いますが。あとメモを取ることも。自分で「このぐらいは覚えておけるだろう」と思っているようなことでもすぐ忘れるので、どんな些細な事でもメモを取る習慣を身につけようとしている感じです。

まあ、これらとADHDと絡めるとどうなるのか、というお話なんですけど。単純にワーキングメモリが小さい上に注意力散漫になってしまうので猶更覚えられない、という感じになってしまうんですよね。これは中々に由々しき問題なのではないでしょうか。聴覚刺激の記憶力、という点でのマイナスポイントというか、アドバンテージが大きい感じです。そりゃあ日常生活、人間関係に支障をきたしますよね、という気がしないでもない。

話はちょっと変わってしまうんですけど。私、WAIS-Ⅲの結果が書かれた紙を受け取った時「処理速度が速くても何の役にも立てないんじゃないの?」と考えてしまったんですよね。でも、「スピーディに動ける」ということなんですよ。私、バイト先の人に「手先は不器用だけど動きは速いから、速度で補うと良いよ」とアドバイスをもらったことがありまして。いや、本当に手先の不器用さは折り紙付きなんですけど、どうやら機敏に動くことはある程度できているみたいで。何の役にも立てないだろう、と思っていたけれど「考える前に動く」ことができるのは、場面によってはプラスにも働くのかなと思うことも出来ました。

低い能力のことばかりに囚われずに、自分の持ってるカードで勝負していかなきゃいけない段階にいるんだろうな、ということは解っているのですが、それにしても持っているカードがしょぼい気がして(実際しょぼいのかもしれませんが)、他の人の持っているカードが気になってしまうんですよね。私もまだまだ未熟なんだなあと思い知らされます。もっと自分に自信を持っていきたい。