なんでもないひとりごと。

ネガティヴ思考なADHDの、自分を見つめ直す為のブログです。

父と私

家族と仲がいい人も悪い人も、母親と父親とで態度や言動が全く同じという人はいるのでしょうか。自分の性別にもよるかもしれないですが、家族に対して同じ対応を取る人はそんなに多くないんじゃないかと思うのです。

まあ、こんな前置きは割とどうでもよくて。今回はタイトル通り、私の父について少し話したいと思います。

ブログ内では母について少し触れてはいましたが、父のことは全く書いていなかったと思うので。

まず前提として、私は両親のことが好きです。これは心から言えることで、嘘偽りはないと思っています。

 

その前提を踏まえた上で、私は父のことが苦手です。

好きだけど苦手、が両立するので自分の中の処理も結構難しめなんですけど、好きは好きです。

なぜ苦手なのかというと、私の父はなんというか、『亭主関白に失敗して居場所を失った人』というか。偉ぶりたいけど母の力が強いからそうできなくて、結局変に意地を張っているように見えるんですよ。すごい酷いことを言ってるとは思うんですけど、割と的を射てる気がします。

うちは女性が多いので、正直父の居場所はないです。そういう環境を作ったこっちにも非があるのかわかりませんけど。父との交流は年齢を重ねるごとに少なくなりました。私も父も部屋に引きこもりがちだったので。

娘との接し方がいまいちわからないまま、私が成長してしまったんだろうなと思います。そのせいか、話すとどこかぎこちなくなってしまうんですよね。私は話すのが得意なわけではないし、あちらは変に厳しい人なので。

私に長女としての期待をしてないと言葉では言っても、私に「長女」の役割を求めるような言動も端々から見えて、それも少し息苦しいです。

なんでしょうね、同族嫌悪なのかな。自分に甘くて他人に厳しいから。だからかもしれない。

歳を重ねて、兄弟も自立し始めたので気性も落ち着いたようですけど。父親としての威厳を保ちたいのかもしれないです。父方の曽祖父が厳しい人だったようなので、影響もあるのかもしれないですが。

父と二人で話すと、どこか重い空気が流れるというか、正直気まずいです。親だからだけど、私の内面にも躊躇なく口出ししてくるのが結構きつくて。

私だって自分の特性に手を焼いていて、なんとかしたいと思ってるのに、気づかないんですよ。私が言ってないのも悪いですけど。いや発達障害だってことは言いましたけど。性格が大きいと思われてそうでなんとも。

私が結婚する気もないことを理解してくれてるのはありがたいですけどね。なんだか、『お金を出している=親としての役割を果たしている』と考えてそうで不安になります。恐らく本人は無自覚だし、そんな風には考えてないとは思いますけど。でも父がなに考えてるかわかんないんですよね。私も一緒かもしれないけど。

ちょくちょく私の家事能力や仕事のことに口を出してくるんですけど、私は昔父が家のことを特になにもしなかったのをちゃんと憶えてるんですよ。本人は忘れてるのかもしれないけど。笑えるんですよね、家のことを共働きの母に任せきりだったのに、今自分が家事をやるようになったからって私に口出ししてくるの。

言い返してやろうかと思いましたけど、面倒くさかったのでやめたんですよね。今更父に喧嘩腰になっても仕方ないというか。この歳になって反抗期とか、ちょっと面白いですけどね。

こんなんでも、昔は一緒にゲームをしたり、アニメを観たりしてたんですよ。オタク気質な人なのでゲームも漫画も特に規制がなかったのはありがたかったです。

親にもやもやした気持ちを持ったままでいるのは嫌なので、十年以内ぐらいに自分の気持ちを伝えられたらいいなと思います。いなくなってしまう前に。