なんでもないひとりごと。

ネガティヴ思考なADHDの、自分を見つめ直す為のブログです。

反抗期の話

私が今までの人生の中で一番失敗したなぁと思うことに「反抗期が来なかった」というものがあります。そう、反抗期。残念なことに、私に反抗期はやって来ませんでした。

反抗期って、みんな来るものだと思っていましたが、一方で、なんでそんなに親を邪険にするんだろうと不思議な気持ちもありました。意味もなく怒鳴りつけたり逆らったりしているんだと思っていました。この過程があるからこそ、自立への道が開かれたり、自分の意思を通すことができやすくなるんだろうなと、今では思います。

私は両親の事が好きです。特に母の事は本当に好きなんです。だから、大好きな母に反抗しようなんて思ったことはなかったし、母の言う事は正しいと思っていたので。洗脳とかじゃないんですけど、母の意見は筋が通っているものが多くて、反抗しようにも納得してしまってできないんですよね。自分勝手にワガママを言うような性格は持ち合わせていないので、母の言い分を理解して、納得してしまえばそれで終わっちゃうこともままありまして。

成人を過ぎてから、反抗期は「自分の意見を貫くもの」なんだなと思うようになりました。自分の意見が間違っていることも、親の意見が正しいということもわかっている。けれど、自分が正しいと信じている(信じたい)のは自分の意見で、それを貫き通したいから反抗する。そういう時期なのかなと思いました。

私の兄弟は反抗期が凄まじくて、いつも喧嘩が絶えない日々でした。私は嫌に冷静というか、客観的な正しさを求めることが比較的多かったので、喧嘩をする二人の姿を見て、兄弟に対して「不毛だなあ」と思ったりすることがありました。今思えば、羨ましい以外の何物でもないですね。

反抗期が来ないまま成長してしまった私は、とにかく自立がしたい気持ちがあります。その根底には、親に苦労をかけたくない、という部分が大きいです。今までずっと、というか今も、迷惑をかけっぱなしだし、有難くも申し訳ないなあと思っているので、できれば自分の力で生きていけたら良いなあと思っています。あくまで理想でしかないし、実際は甘えないと生きていけないんだろうなということも理解していますが。

今危惧しているのは、もっと成長してから反抗期が来るかもしれない、ということです。学生の頃よりは冷静に、理論的に物事を考えられるようになったし、自分の意見も持てるようになったので。そこからくる親に対する不満や反発心が爆発しないことを祈っています。というか、私って割と我慢しがちというか、抱え込んでからの爆発タイプなので、どうにかしないとなあという感じです。このままじゃいつか壊れてしまうかも、とか考えたり。