なんでもないひとりごと。

ネガティヴ思考なADHDの、自分を見つめ直す為のブログです。

卒論備忘録

 どうも、のなめです。もうすぐバレンタインですね。特に縁はないですが、美味しくて綺麗なチョコがたくさん見られる機会はここぐらいしかないと思ってるので、それなりに楽しみにしています。まあ、あまり買わないんですけど。

 それとは関係ないですが、今回は『のなめが卒業論文を書き上げるまで』のことを書いていけたらいいなと思ってます。就活同様、参考にはならないと思いますが。

 

 卒論の動き出し自体は割と早めでした。去年の4月ごろぐらいに「大体こんなのやりたいな」というのを教授に送り、その後は資料を集めつつ就活に乗り出してました。ただ「題材」は決まっていたものの、「題材のなにを取り上げるか・どの部分を深堀りして書くか」は全く決めてなかったです。資料はAmazonと書店で探して買いました。幸い私が書くと決めた題材は資料は少ないけど論文自体も少ないというケースだったので、「もうすでに書かれているかもしれない」ということはあまり気にしなかったです。

 資料集めも、あまり難航しませんでした。ワードが固定されているものなうえに、その分野の第一人者の人の論文や本を集めておけば資料になるだろうという感じだったので。論文集なんかも出てたので、割と手っ取り早かったですね。あと今回はあまり使用しませんでしたが、「Cinii」はとても役に立つ論文掲載サイトなのでぜひ通用しましょう。

 9月ごろに対面で具体的な打ち合わせを対面で行い、ここで本格的に「題材のどの部分について書くか」を決めました。その後、進捗報告会を10月、11月ごろに行いましたが、そこではレジュメしか用意せず、この時点で本文は一文たりとも書いてませんでした。

 そもそも書き始めたのが12月(締め切りは1月中旬)だったので、もうだいぶ遅かったです。加えて進捗報告した時点で「今月中ぐらいに原稿の進捗を送ってください」と言われたにも関わらず、一文も書いてなかったので見事にスルー。それから月単位で遅れた形で、謝罪文と共に第一稿(指定字数未満だけどほぼ内容は書き終わってる)を12月下旬ごろに送るという暴挙を果たしました。怒らずにいてくれた教授には頭が上がりません。

 第二稿(完成した)を送ったのもだいたい締め切り一週間前ぐらい。そこから2,3回のやり取りを経て完成。締め切り直前に誤字脱字を確認・印刷をして提出……という自分で想定していた通りのゴリ押しスケジュールでした。

 まあまず、私が在籍している大学は割と緩めなので、ある程度穴があっても許容してくれるんじゃないか、という目論見を入れてはいたんですけど、正直自分を過信していました。タイピングの速さとある程度の文章力があればなんとかなるだろう、と。実際なんとかなってしまったのですが、自分の詰めの甘さが最大限に出てきたなという印象です。都度自分に「これを提出までに出さなければ卒業できない。せっかく余裕をもって単位を多めに取ったのに卒業できないんじゃ本末転倒だ」と何度も言い聞かせていたのですが、まあ「やりたくない」ものはどう足掻いてもやりたくなかったんですね……。

 先輩からは「卒論は早めに取り掛かった方が楽」という情報を得ていたのにも関わらず、就活同様後手後手に回りギリギリで提出するあたりは想定内ですし、「じゃあ早めに取り掛かるか」と思ったにも関わらず手を付けずに数か月を消費した自分も想定内なんですけどね。「やろうと思った時にやる」ことがこれほどまでにできないのか、と改めて痛感しました。

 そんな私がギリギリだったとしても書き上げられたのは

・文章を書くことが苦じゃなかったこと

・卒論題材がそもそも興味を抱いていたことだったので、いざ取り掛かれば楽しかったこと

・論文を書き始めるまでにある程度資料を読む・収集していたこと

これにつきますね。元々興味のある題材を選んでいたので、ある程度の知識があったことは助かりました。結果として本の資料は少ししか読み込めなかったんですけど、資料自体は何冊か入手してます。今後読めたらいいな……と思ってるんですけどいつになるか。

 執筆時間は約90時間でした。日数換算だと3日とちょっと。卒論を書く時間の平均はわからないですけど、完全にスピード勝負だった感はありますね。まあ提出がギリギリだっただけで完成はそんなにギリギリではなかった(誤字脱字チェックは提出当日行ったけど)ので、私的には余裕があった方な気がします。在学中、レポートを締め切りの2時間前に仕上げるとかやってた人間なので……。

 ネックだったのが、就活が後半までもつれ込んだことですかね。就活と卒論で首が回るか回らないかの瀬戸際だったので。それでもバイトは欠かさず出てたので偉いとは思ってます。でもバイトを休みにしたところで就活と卒論に本腰を入れてたかと言われれば多分違うだろうなと思ってるので、自業自得ではありますけどバイト入れてて正解だったなという気はしてます。後半は講義がほとんどなかったのもあって、自由な時間は取れてましたし。

 あとは教授が割と穏やかな人だったので、怒られずに済みました。修正も思ったより多くなかったし。「締め切りが近いから手抜きで指摘されてるのか……?」と懐疑的になったりもしたのですが、私が割と真面目に書けていたということにしておきます。ただ卒論の提出の仕方って割と特殊なので、そこを事前に言及しておいてほしかったなあという気はしています。まさかファイルを用意するなんて思ってなかったので、知った時には百均に駆け込みましたね……。

 ありふれすぎて参考にならないアドバイスをするとすれば、「ある程度題材は絞った方がいい」ことと、「自分が興味を持ったものにしたほうがいい」ことですかね。興味がない分野ってそれだけで調べる気も書く気も失せると思うので。あと論文って特定の分野について深く調べて書かなければいけないものなので、例えば「近代文学」とか「夏目漱石」とか言っても「夏目漱石のどの作品の何について」書くのかまで決めないといけないので。「何について」は、技法についてなのか物語についてなのか人間関係についてなのかその時代の描写云々についてなのかはたまた他作品と比較してなのか……などなど、多岐にわたります。まあ、あくまで例の話なので、自分が書きたいと思った題材の「何について」書くのか、まで考えられたらいいですねという感じです。その時具体的に浮かばなくても、教授などに相談をしてみれば、自分がやりたいことを言語化する手伝いはしてくれると思います。私もそうでした。

 できることならもう一生書きたくないです。でも思い返してみれば楽しかったです。私がもうちょっと真面目で勤勉な学生なら、もっといい論文にできたなというぐらいには可能性のある題材でした。真面目で勤勉な学生だったらこんなに苦労はしなかったかもしれません。でも買った本などは必ず読破したいと思っています。知識は私を強くしてくれるので。

 みなさんも、締め切りに気を付けながら良い論文を書けることを切に願っています。